チャイルドシートの中古品にご注意を!!
近頃、ネットオークションやフリマアプリなどで個人間でのモノの売買がとても手軽にできるようになり、チャイルドシートも多く出品されています。
また、リサイクルショップなどでもチャイルドシートが売られているのを見かけます。
こうした中古品を検討される場合もあるかもしれませんが、以下の点で注意が必要です。
中古品は写真や文章だけで製品の状態を把握するのが難しい上、専門知識のない人が見た目だけで「良品」として売っている場合もあります。
たとえ使用期間が短く、きれいに見えても
- 事故に遭った経歴がある
- 落下や強い衝撃を受けた経歴がある
- 外から見えない部分が破損している
- クッションが劣化している、損傷している
などは外見からはわからないので注意が必要です。
■プラスチックの劣化は?
プラスチックは光や熱にさらされると劣化します。例えばハンガーがベランダなどで劣化してぼろぼろになったことはないでしょうか?
チャイルドシート本体も同様です。あまり古い製品は見た目に変化はなくても、使用している期間中に車内の激しい温度変化や直射日光にさらされ続け、劣化している可能性はあります。
■部品は全て揃っている?
インナーパッドなどのクッション類や取扱説明書など、必要な部品がないまま売られていることも多々あります。
部品が足りないまま使用するのは危険ですから、ご注意ください。
■リコール品の可能性
リコール品であれば新品でも安全性に欠けてしまいます。
リコール対象ではないか?
リコール対象の場合は既に処置済みか?
これらを確認するには商品名だけでなくシリアルナンバーなどが必要になることもあります。それらの情報は入手できるでしょうか?
■認証品? 日本で使える?
現行の安全基準に適合しているチャイルドシートにはEマークが貼付されています。
これ以外のマークが付いているものはかなり古い製品だったり、日本国内で使えない可能性もあります。
また、認証マークがない場合は未認証品のおそれもあります。
参考リンク
【国土交通省】未認証チャイルドシートにご注意!|チャイルドシートコーナー
まとめ
チャイルドシートは、販売する人にも専門知識が求められます。
「使用期間が短かった」「使用頻度が少なかった」とフリマサイト等に出品されているものも多いですが、それは製品の安全を保証することにはなりません。また、その説明が事実だとも限りません。
あくまでもお子さまの命を守る製品ですから「本来は高価な製品を中古で安く」よりも、安価なクラスであっても新品を、信頼できるお店で購入することを強くおすすめします。